最近は、日本プロ野球やメジャーリーグでも個性的なグローブをつけている有名選手を見かけることが増えました。
スポーツショップに並んでいるグローブも黄色やピンクなどのカラフルなものが増えてきました。
グローブはお子さんが気に入ったものを購入してあげるのが一番ですが、実はグローブに関する規定があるので注意しましょう。
もしかしたら、試合では使うことができないグローブの可能性もあります。
そこで今回は、少年野球用グローブを選ぶ時に押さえておきたいポイントについてご紹介します。
これだけ知っていれば試合に出られないなんてこともありませんので安心してください。
少年野球用のグローブを選ぶときは、ここだけ注意しよう!
少年野球用グローブを選ぶ時には、次の3つのポイントに注意すれば間違いありません。
- グローブの色
- ピッチャーのグローブについて
- グローブのサイズ
順番に解説していきましょう。
グローブの色について
少年野球に限らず、日本の野球に共通する公認野球規則というものがあります。
この中に、グローブに関する規定も含まれています。その中でも重要なのが色に関する規定です。
具体的には、次のように規定されています。
守備位置に関係なく、野手はPANTONEの色基準14番より薄い色のグラブを使用することはできない。
引用:公認野球規則
PANTONEとは、アメリカに本社を持つ色見本を提供する企業のことです。
その色基準14番とはグレーです。
これより薄い色は、守備位置に関係なく使用することはできないということになります。
でも、14番より薄い色って言われても、よく分かりませんよね。ですから、『グレー、白、シルバーは規定違反なんだ』と覚えておくと良いでしょう。
また、ピンクや明るいイエローのグローブもありますが、長期的に見た場合、これらの色も避けた方が良いでしょう。使用しているうちに色あせてしまい、規定違反と言われる可能性があるからです。
規定範囲内の色
黒、茶、タン(黄色がかった茶色)赤、オレンジ、青などから選びましょう。
規定違反、規定違反になり得る可能性のある色
白、グレー、シルバー、イエロー、ピンクなどは避けましょう。
結論
黒、茶、タン(黄色がかった茶色)、赤、オレンジ、青などから選ぶと良いでしょう。
ピッチャーのグローブについての規定
ピッチャーのグローブ規定については以下のように規定されています。
投手のグラブは、縁取りを除き白色、灰色以外のものでなければならない。審判員の判断によるが、どんな方法であっても幻惑させるものであってはならない。
~ 略 ~
【注】アマチュア野球では、投手のグラブについては、縁取り、しめひも、縫い糸を除くグラブ本体(捕球面、背面、網)は1色でなければならない。
引用:公認野球規則
つまり、ピッチャーのグローブ本体は1色に限る。捕球面、背面のツートンカラーは使用不可ということになります。
「しめひも等は除く」なので、これはOK!!
最近はツートンカラーのグローブも多くありますが、ピッチャーだけは使用することができないということですので注意してください。
また、ピッチャー以外の場合には、先ほどご紹介した規定色の範囲内であればツートンでも利用することができるということになります。
グローブのサイズについての規定
グローブの大きさに関する規定もあります。
ただ、こちらは市販品のものを利用している限り、ほとんど心配する必要はありません。
主にグローブの長さの規定になりますので、少年野球用のグローブなら規定範囲内だからです。
要注意!連盟・ローカルルールによるグローブ規定
少年野球用グローブを購入する際には、ここまでご紹介してきたような色の規定に注意していただければ問題ありません。ただし、参加する少年野球の連盟や地域によって若干の違いがある場合もあるので注意しましょう。
例えば、ボーイズリーグの場合には、使用できる道具のメーカーが指定されていたりします。
※ボーイズリーグとは、硬式少年野球団体の1つです。
すでに所属するチームが決まっている場合には、チームの監督やコーチにグローブの規定について確認すると良いでしょう。特に、ローカルルールなどがなければ、先にご紹介した規定に沿ったグローブを選んでいただければ問題ありません。
最後に
ここまでご紹介してきたように、グローブの規定は、主に色に関するものです。
試合で使用するグローブは、この規定を守るようにしましょう。
万が一、試合前に使用できないことになってしまっては、楽しみにしていたお子さんもがっかりしてしまいます。
基本的には、白やグレー、シルバーなどの薄い色を避ければ問題ありません。また、イエローやピンクのグローブの場合には、使用しているうちに色あせて薄くなってしまうことがありますので、購入は避けた方が無難でしょう。
さらに、ピッチャーの場合には、グローブ本体が1色でなければなりません。ツートンカラーのグローブなどは使用できないということです。
これだけ守っていれば、よほどの事がない限り問題ないでしょう。
ただ、参加する野球連盟や地域によってはローカルルールなどがある場合もあるので注意しましょう。参加するチームが決まっているのであれば、グローブの規定について確認しておくと間違いないでしょう。
また、グローブ選びはカラー以上に子供に合ったサイズを選ぶことが重要です。サイズ選びを間違えてしまうと、プレーに悪影響になるため注意してください。
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