野球を始めようとするお子さんをお持ちのお父さん、お母さんにとってまず気になるのは、始める際に必要な道具だと思います。
確かに全く野球に詳しくない人からしたら、何が必要なのか全くわかりませんもんね…。
そこで、今回は野球を始める際に何を揃えたらいいのかを解説していきます。
参考にしてみてください。
まずどんな準備が必要なのか
体験入部して続けられそうなのか確認してから決めよう‼︎
ということなら、動きやすい服装と運動靴とタオル、熱中症対策として帽子と水分を用意して行きましょう。
これだけあれば大丈夫です。
バットやグローブはチームで所有しているものを借りることができると思います。手ぶらでもオッケー!
また、体験入部するとわかったら事前にチームのホームページや団員募集のポスター等をチェックしましょう。
活動内容や費用、親の役割など確認して気になったことはどんどん質問しましょう。
軟式(少年野球)と硬式(リトルリーグ)の違いについて
最初に軟式と硬式の違いについて説明します。
簡単にまとめると使うボールが違います。
軟式は主に少年野球~中学の部活動までで使うボールです。草野球なども軟式球を使う場合が多い様です。
硬式は主に高校野球~プロ野球選手が使うボールです。
ボールが違うだけじゃんと思いがちですが、この違いが大きな差になります。
軟式ボールはよく跳ねるのに対し、硬式ボールはほとんど跳ねないので打球が速くなります。
また軟式ボールは柔らかいので当たっても怪我はしにくいですが、硬式ボールは硬く骨折する恐れがあります。
軟式、硬式にはそれぞれメリット・デメリットがありますのでお子さんの意思や家庭の事情等を考慮して選びましょう。
実際に入部したら
実際に入部した後は、バット、グローブ、スパイクなどが必要になります。
それぞれみていきましょう‼︎
バット編
チームで所有しているものを借りることも可能ですが、自宅で素振りなどの自主練をするためにも1本は持っておきたいものです。
軟式、硬式でそれぞれバットの材質など異なるので適切なものを選びましょう。
ポイント1 少年野球の規定を満たしたバットを選ぶ
まず1番のポイントは少年野球の規定を満たしたバットを選ぶことです。
細かい規定がありますが、「JSBBマーク」のついたものを選ベば間違いありません。
※JSBBマークとは全日本軟式野球連盟の略称(Japan Softball Baseball Association)
下のようにバットの真ん中付近に「JSBB」と入っています。
※クリックするとAmazonの商品ページに飛ぶので、拡大して確認することが出来ます。
ポイント2 『長さ』と『重さ』
2つ目のポイントは、バット選びには『長さ』と『重さ』が大切です。
背の低い選手は短いバット
背の高い選手は長いバット
力の弱い選手は軽いバット
力の強い選手は重いバット
低学年の子が高学年のお兄さんたちのバットを使っても、重くて満足にスイング出来ません。
お子さんの身長・体格に合ったバットを選んであげましょう。
実際にお店に見に行くと、長さも重さも”いろいろ”あって、どれを選べばよいのか分からなくなります。そんなときは、お店の人に相談すれば親身に相談に乗ってくれますよ。
あと、試打できるお店が近くにあれば、試打して選ぶのも良いと思います。
ポイント3 素材
3つ目はバットの素材です。
アルミ合金製、カーボン製、ウレタン製、木製など様々な種類があります。
一旦、所属チームに確認しましょう。
チームの方針や大会の規定により禁止されているバットがある場合もあるようです。
今、軟式用バットの主流は、ウレタン製バットです。
特に人気があるのは、ミズノ の 『ビヨンド』シリーズです。チームバットとして、ビヨンドを用意しているチームも多いようです。
その他に、今、勢力を伸ばしてきているのが、SSK の 『MM18』です。
野球系YouTuberで使用している方が増えてきていることから、MM18も人気があります。
ただし、ウレタン製バットは高い!!
3~5万円程度はすると思ってください。
野球を始めたばかりで続くかも分からないのに、いきなり買うのは・・・
そんなときは、素振り用に比較的安価な金属バットを用意してあげてください。試合のときには、子供たちは勝手にバットの貸し借りして打席に立ちますから(笑
グローブ編
グローブがないと野球の基本であるキャッチボールが出来ませんし、守備に就くことも出来ません。
しかし、実際に選ぶとなると多くの種類のグローブがあり、どれを選んでいいのか悩んでしまうと思います。
グローブを選ぶ際のポイントは『利き手』と『大きさ』です。
ポイント1 利き手
グローブには右投げ用と左投げ用があります。
利き手を右手に矯正していたりすると、実は左手で投げる方が力強いボールを投げれる場合もあります。
まずは、お子さんがどちらの手で投げる方が投げやすいのか確認が大切です。
ポイント2 大きさ
グローブのサイズはプレーに大きな影響を与えます。
お子さんの成長を見越して大きめのサイズを購入しがちですが、大きすぎるとグローブを閉じることが出来ずにボールを落としてしまう可能性が出てきます。
プレーや使いやすさのためにも手の大きさに合ったものを選びましょう。
グローブを選ぶときには実際に店舗で試着してみてフィット感を確認します。
グローブを装着した状態で手を振ってみましょう。
(周りには十分注意してくださいね。
大きいと手から抜けそうな感じがします。ボールを追いかけて走っている最中にグローブが抜けてしまっては大変なので、手の大きさに合ったものを選びましょう。
ポイント3 ポジション
実は、グローブはポジションによって形や機能が違います。
投手用はボールの握りを隠すために網目が覆われているタイプのものが多い
捕手用はピッチャーの投げたボールが取りやすいように丸く大きめな作り
外野手用はフライ処理が多いため縦長な作り
内野手用はポジションごとに細分化されている
野球を始めたばかりでポジションが決まっていない場合は、固定のポジション用ではなくオールラウンドのグローブを選んでおけば問題ありません。
スパイク編
野球はグラウンドを走り回るので、選ぶものを間違えると、履いているだけで足が痛くなります。
スパイクを選ぶ際のポイントは『スパイクの歯』と『色』です。
ポイント1 スパイクの歯
スパイクの歯には、金属製とゴム製があります。が、少年野球ではゴム製を選びます。
これは軟式、硬式問わずです。
金属製は大会で使用が禁止されていますし、練習中に周りの子に怪我をさせてしまう危険性があります。
ポイント2 色
大会によって、ユニフォームはもちろんですが、スパイクの色も含めてチームで統一していることを求められます。
そのため、「スパイクを買う際は、白×紺にしてください。」なんて言われます。
※左側が白×紺になります。
足の横幅が痛くないか確認し、成長を見越して大きめのサイズを買わないように注意しましょう。
終わりに
いかがでしたか?
今回は野球を始める際に必要な道具と選び方を初心者目線でまとめました。
道具の機能性をお父さん、お母さんでチェックしてあげて、その中からお子さん自身に選んでもらってください。
自分で選んだバットやグローブで野球が出来るようになると練習や試合がより一層楽しくなると思います。
お子さんが野球を好きになることを願っています⚾︎
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